まぁいつものように大賀さん、あまり新作には飛びつかないで、過去の名作や思い付きで買い集めるという衝動に従った感が否めないが。
まずは「あ、そうだ。ジェームズ・ディーンを集めなければ」と思い立ち、次に「あぁ相米慎二監督作品で、未購入の奴を買っておかなければ」が発症し、「そういや海堂尊氏原作映画をまだ所有していなかったな」と思いつつ、密かにギボムスを手に入れつつ、「やっぱりティム・バートン映画にはハズレはないね」というのもあってのラインナップになった。

個人的には僕のバイブルともいうべき『銀河鉄道の夜』が、虫プロ出身の杉井ギサブロー氏によって1985年に公開されたアニメ映画の存在も大きい。脚本は当時の演劇界の頂点だった別役実氏だが、個人的にはこのアニメこそ、市川森一氏に執筆してほしかったと今でも思う。

また、この半期がDVDコレクターとして忘れられない時期になったのは『夜叉ヶ池』『雪の断章-情熱-』続き、『ベン』『ドラキュラ対フランケンシュタイン』『火の鳥』『東京上空いらっしゃいませ』といった「自分の映画人生で欠かすことができない作品なんだけど、なぜかDVDが未発売(だったり、長年絶版だったり)の存在」という作品群が、ここのところ夢がかなったようにリリースされている事。
これはもう、映画人生の全網羅にそろそ近づいていて、クレージーキャッツ映画の後期作やドリフターズ映画などの未発売映画を除けば「007を前作買うか」「ベルモンド映画を前作買うか」というレベルの問題になってくる。

僕も年末には56歳。
そろそろ残りの人生の「映画を楽しむ時間」も埋まりかけてきた。
1000タイトルはどうせだったら目指したいねと思いつつ、今後はゆっくりペースで集めていくのだろう。
今回はここまで。

所蔵DVD全タイトルは、以下リンク先のnoteにて公開中。

市川大賀(大河)所有DVDリスト 随時更新No.3

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