そこで今回の連載では、平成版の時の関連玩具として発売された、『00ナンバーボックス』の009をベースに、「東映動画映画版」「東映動画白黒TV版」「サンライズ版」らをカスタムやリペイントで再現して、商品そのままの「平成版」と並べて4体の009を揃えたのだった。

そんな中、平成版がDVD化された時、この『00ナンバーボックス』の評判が高かったからか、特別に(フィギュア商法としてはありがちな)成型色変え完成品フィギュアが付属されていたのだ。
それが、こちらになる。

サイボーグ009 バトルアライブ DVD 初回特典付属フィギュア 2002年06月

DVDに付属していたフィギュアのボックス
開封して取り出した完成品

このカラーリングは、知る人ぞ知る「原作初期カラー」である。
石森章太郎氏は、原作初期で、カラーページや表紙を描く時は、主にユニフォームを緑に、そしてマフラーに関しては、黄色の時と赤の時が多く見られて、配色は当初定まってはいなかった。

ユニフォームは緑。マフラーは黄色版表紙
ユニフォームは緑。マフラーは赤色版表紙

最終的に彩色が、赤いユニフォームと黄色いマフラーに定着したのはベトナム編前後と言われている。
つまり、このフィギュアは、初期原作版の「緑のユニフォームと赤いマフラー」の組み合わせを再現したフィギュアということになる。

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