星(スタータレント)が走る。野望が走る。アニメ界さえも走りきる。
神のためしか、悪魔の試練か!?
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「平松広和インタビュー」
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さて、今回から始まりますは、かつて『重戦機エルガイム』(1984年)で、ほぼ新人の身でありながら主役・ダバ・マイロード役でレギュラーデビュー。一年間の長丁場、見事に富野由悠季アニメの主役を演じ切り、その後も声優界で俳協(東京俳優生活協同組合)に所属しながら確固たる地位を築いていった歴史を背景に。2000年代に入り、『らき☆すた』(2007年)泉そうじろう役などで、あらたなファン層を開拓しつつ、自身が代表を務めるプロダクション、(株)ガジェットリンクを興したレジェンド声優・平松広和氏をお迎えして、懐かしい話から、これからの声優界へ向かうビジョンなどを、全12回でお伺いし、お送りする企画になります。
――まずは平松さん、よろしくお願いします。
平松 よろしくお願いします。
――平松さんと言いますと、これを読んでらっしゃる方には、平松さんの経歴とか職業歴とか、いろいろなお話を伺っていかないといけないのですが。まずは! まずは、『重戦機エルガイム』(1984年)、『スーパーロボット大戦30』(2021年)ですが、この度めでたく『スーパーロボット大戦X-Ω』(2015年)以降久しぶりの参戦、おめでとうございます!
平松 ありがとうございます。これは言っていいかどうかわからないけど、『スーパーロボット大戦Operation Extend』(2013年)辺りからは、(ダバの声は)ほとんどバンク(ライブラリー音声)なので、だから、僕自身は本当に20年以上(ダバ役を)やってなかったっていう感覚なんですよね。
――そうでしたか!?
平松 『スーパーロボット大戦F完結編』(1998年)以降、やったかな?っていう感じなんですよ(笑)
――私はこのインタビューの直前、web配信が開始された『スーパーロボット対戦30』のデモ映像とか見せていただきましたけど、リリス・ファウ(川村万梨阿さん)との掛け合いを含めて「あぁ変わってないな! ダバとリリスだ!」と、凄く胸にジーンときたんですよね。