メトロン星人(等身大)
本話を、いやセブンを象徴するだろう印象的な「畳のアパートの中でダンと向き合って胡坐をかくメトロン星人」は2001年2月に発売されたバンダイ「HGガシャポン25 零下140度の対決編」にラインナップされていた、メトロン星人(ちゃぶ台付)を使用した。
胡坐をかいたメトロンというのは、現代のフィギア界では意外と立体化されていて、プライズフィギアなどで「ファンをニヤリとさせる」を狙うなら、定番のフィギア化ネタだったりもする。
その際はちゃぶ台も(自称「通」のファンのツボを突くなら)必須であり、そういう意味ではこのHGガシャポンは、一発ネタフィギアの初期の逸品であるといえる。
今回は、ポーズとちゃぶ台を活かす方向で、メトロンの部屋を簡易再現するジオラマの小道具として、まったくの無改造で演出に使用した。
写真を見ればお分かりかと思うが、実はジオラマ自体は必要最小限の部分しか作っていない。
メトロンとちゃぶ台の他は、ドール用の畳を敷き詰めた上に、紙で作った冷蔵庫を置いて、グレーで塗った紙を壁にして、窓枠を真鍮線で、カーテンをティッシュペーパーで作ったくらいか。 肝心の主人公・ダンがいないので、画像のトリミングには苦心したが、あのシーンの雰囲気が伝わっていれば幸いである。