続いて下半身。

最初に唸らされるのが、この時期既に、可動を可能にするために、共通ユニフォーム独特のスカート(?)部分を、軟質素材で成形しているということ。今となっては「デザイン的に干渉する衣装は軟質素材で作る」はアクションフィギュアの常識だが、21世紀冒頭で、マスプロ商品がこの仕様をとり上げたのは、ある意味驚異的であった。これにより、股関節の可動の幅が制限されにくくなる。

股関節は、左右に一軸、前後に一軸の可動だが、スカートが柔らかいので開脚はほぼ水平まで可能。

膝関節は、肘と同じくABSパーツを使っての二重関節。なのでこちらも正座まで膝が折りたためられる。

ブーツの部分は、脛部分が独立回転可能なので、ポージングによっては、足全体をひねった「ハの字立ち」のように見せることも可能。
また、足首はボールジョイントになっているので、接地性も悪くない。

もっとも、001以外の全メンバーには、足の裏の穴専用の台座があるので、飾る時も転倒を恐れなくてよい。

手首への、スーパーガン(平成版アニメでは「レイガン」)の握りは、PVCの弾力で握らせるので保持力も充分。

各メンバーはこの後紹介していくが、つまり「2002年という年」は、ことフィギュア界においては、中国工場のコストと技術力のバランスがピークだったこともあり、このクオリティのフィギュアが、三体で3000円プラス消費税、つまり一体1000円で商品化されていたのだ。
確かに、001のような、アクションフィギュアとも言えない小さな赤ん坊パーツのようなメンバーもいるが、逆に005のように、周囲よりも一回り大きな巨漢のキャラも同じ価格の中で提供されている。
figmaROBOT魂S.H.Figuarts等が、1万円に近い価格で新発売されている2022年の価値観からすると、これはもはや、決して時代は、未来の方が有効にはできあがっていないということを証明する商品の一つであろう。

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

おすすめの記事