次の展開は、上でも書いたように1978年、ポピーが展開したキングザウルスシリーズである。
ここでは(後に新スタンダードサイズと呼ばれるようになる)16㎝のSTサイズと、12㎝のミニサイズ。
ここでは(知人に譲ってしまったため)写真に同時収録できなかったが、ウルトラマンビッグシリーズという、31㎝サイズのウルトラファミリーも、980円で販売展開されていた。
キングザウルスシリーズは、STサイズは380円、ミニサイズは150円、特にミニサイズはセット売りでの販売が基本で、『ウルトラマンファミリー11』や『ウルトラマン12人怪獣スペシャル』、『ウルトラマン80 13人スペシャル』等の一つとしてラインナップされていたのだが、ミニサイズのセブンだけはある意味特別な価値と意味がある。
この時期制作放映されていた『ウルトラマン80』の第44話『激ファイト! 80VSウルトラセブン』の中で、少年が妄想を託す依り代として登場するのが、このミニサイズのセブンソフビなのだ。劇中小道具としても使われた、ファン必携のソフビであるともいえる。
キングザウルスシリーズのウルトラファミリーのソフビの特徴として、ウルトラ兄弟は皆「銀」が基調なのだが、ウルトラファミリー全員の「銀」のニュアンスを変えていて、セブンの場合はかなり濃い目のガンメタリックで塗られていた。
ビッグソフビに関していえば、その大きさはマルブル(大)とほぼ同じ大きさであり、ボリューム的にビッグシリーズの方が多少大きく見える程度か。
基本的にはここでのポピーのサイズ基準が、向こう30年間のバンダイウルトラ怪獣シリーズのウルトラヒーローのサイズにも影響を与えていくことになる。
そしてバンダイソフビ