ガンプラ! あの熱きガンダムブーム。あの時代を生きた男子であれば、誰もが胸高鳴り、玩具屋や文房具屋を探し求め走ったガンプラを、メカ単位での紹介をする大好評連載。
新展開では『機動戦士Zガンダム』(1985年)『機動戦士ガンダムZZ』(1986年)『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』(1988年)まで、旧キットから最新のHGUCまで、商品の発売順に、再現画像と共に網羅紹介していこうという趣向になっております!

蝉か!? スズメバチか!? 獲物を見つけた昆虫のように、突撃してくる飛行形態のガブスレイ!

当サイト連載予定『シン・機動戦士ガンダム論』での、 再現画像で使用しているガンプラを、 古い物から最新の物まで片っ端から紹介していこうというテーマのこの記事。
今回紹介するのは、『Zガンダム』劇中中盤で、ジェリドとマウアーのカップルが搭乗して、カミーユのZガンダムを窮地に追い込んだ、独特なシルエットを誇るモビル・スーツ、ガブスレイのHGUC版です!

ガブスレイ 1/144 HGUC 054 2005年12月 2000円(機動戦士Zガンダム)

HGUC版ガブスレイのボックスアート。両形態とはまた別個に背景で描かれてるのは、劇中で印象的だった「変形途中形態で脚のクローで敵を掴む」図

『Zガンダム』劇場版三部作のプロジェクトが始まった2005年。映画と並行して商品化が続いたHGUC『Zガンダム』モビル・スーツビジネスの2005年トリを飾るのは、『Zガンダム』の可変型モビル・スーツでも、屈指の複雑な変形と機構を持ったガブスレイであった。
ガブスレイは、『Zガンダム』で事実上のメインメカデザイナーを務めた藤田一巳氏のデザイン。
それまでは大型化せざるを得なかった可変型モビル・スーツを、ムーバブル・フレームを駆使した設計で、通常型と同程度の大きさでも、人型形態と飛行形態に、縦横無尽に変形運用ができるというのが劇中の売りだが、実際にはその変形システムが複雑すぎて、放映当時にはしっかりと1/144キットが発売されたが、変形機構はバッサリとオミットされていた。

HGUC版ガブスレイの完成状態

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