前回「『サイボーグ009』2002年製フィギュアで歴代アニメ版メンバーを再現する!・4「東映動画 映画版(後)」」
さぁ、今回も細けぇとこまで拘っていきましょう!
1968年、とある事情で東映動画がTV放映枠だけ先にとっちゃって、はめこむ企画が飛んじゃったもんだから、急遽お呼びがかかったのが、当時2本の映画の公開がヒットして、大人気まんがコンテンツだった『サイボーグ009』。
しかし、二度の映画化で入念な打ち合わせをしつつも、完成した作品の、特にビジュアルデザイン面で不満があった原作者の石森章太郎氏。
東映動画側も、現在進行形の人気漫画を原作にアニメ化するのは本作が初めてだったということもあり(『レインボー戦隊ロビン』は、純粋な漫画原作物とは言い切れない)、作品化するにあたって、妥協したり、良かれと思い変更していた部分を、改めて原作に寄せる形でリファインすることにした。
大きく変わったのは、主人公島村ジョーの髪形を、原作漫画とおりのデザインにすることと、全身兵器の004が、あまりにもロボットっぽかったルックスを、原作に寄せて変更したこと。
設定や世界観は、映画版の後日譚という形を受け継いで、白黒TV版は制作、放映され人気を博した。