009 島村ジョー

最後に主人公の009、島村ジョー。
これをサンライズ版にするには、最初は色を塗り替えるだけでは物足りないのかなと予想はしていたが、髪の毛を薄いブラウンで塗り替えるだけで、見事に芦田版のジョーになったと言っても差し支えはないかもしれない。
この009フィギュアは、かなりハイエンドなクオリティではあるが、塗装の出来も印刷も、小サイズゆえにカチッと石森タッチに決まり切らない。

手のひらサイズの中で、その表情を紺野画から芦田画に、劇的に変化させる強さを「色」が持っていることは驚きだった。
もともとジョー自身は混血の設定が当初はあったので、歴代のアニメでも、実はこの髪の毛の色が、一番「正解」なのではないかと、今では思っているほどである。ちなみに、サイズ的に「眉毛の色」まではリペイントできなかったが、サンライズ版を良く見ると、髪の毛は薄いブラウンなのは確かなのだが、眉毛は濃い茶色で塗られており、今回のリペイントのバランスで、ちょうど良かったのだと分かってありがたかった。

髪の毛 ダークイエロー

さて、そこそこ長く続いてきましたこの『サイボーグ009』フィギュア遊びシリーズ連載も、次回で最終回。

実は、ここまでに紹介してきた『00ナンバーボックス』のサイボーグ戦士達。意外と使いまわしておらず、ちゃんと別々に作っております。
その結果、集まったサイボーグ戦士の数、全部まとめて30人越え!

頭部のすげ替えだけでよさそうなところも、律儀に商品丸ごと買い直して、積み重ねてきた結果がコノアリサマですがな(笑)
まぁ、歴代00ナンバーサイボーグが揃うと、壮絶なものがあるというのはあります。

さて、そんなこんなで続いた短期集中連載も、次回の最終回では特別ゲストアイテムをお迎えしての大団円。
自力であれこれ手を加えて増やしてきたバリエーションに、公式が発売したアイテムが加わり、最後に時代とアニメと原作を越えて、5人の009島村ジョーが揃います!

次回「『サイボーグ009』2002年製フィギュアで歴代アニメ版メンバーを再現する!・7「5人の009」」

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