ULTRA-ACT ウルトラセブン 2010年12月 3200円 約16cm
■商品仕様
・彩色済みアクションフィギュア
・全高約160mm
■セット内容
・ウルトラセブン本体
・アイスラッガーパーツ
・エメリウム光線再現パーツ
・ワイドショット再現パーツ
バンダイ公式サイト 商品説明より
ULTRA-ACTは、以上の経緯で2010年6月にウルトラマンからスタートしたシリーズで、ウルトラシリーズのアクションフィギュアとしては、ほぼS.H.Figuarts準拠の可動を、そのままウルトラヒーローで味わえる、究極のウルトラマンアクションフィギュアシリーズになるはず……であった。
そこで、歯切れの悪い語尾にエヴィデンスを付けるために実際のULTRA-ACT商品評価に入る前に、2008年にバンダイがS.H.Figuartsと共に商品展開を始めたROBOT魂などで、徐々にとりいれられるようになっていき、近年においては、ホビーフィギュアには必須のオプションとなった「エフェクトパーツ」に餡して言及しておきたい。
スペシウム光線やエメリウム光線、ウルトラギロチン等、映像では光学合成で表現されていた技の数々は、他のロボットフィギュアやヒーローフィギュアと並んで、この時期からはクリアパーツで完備され、今ではそれも重要なオプションとして、商品クオリティを量る指針とされている。
その始祖は、『機動戦士ガンダム』(1979年)のガンプラに付属していたビームサーベルが起源だとする人も多いが、時代を生きてきた体感としては、「本来固体ではない、ビームやエフェクトの『効果』をクリアパーツで再現する」意味でのエフェクトパーツの元祖は、2000年に入る頃に、日本の商品ではなく、アメリカバンダイが北米で販売展開していた、スーパーロボットインアクションシリーズに付属していた、超電磁ヨーヨーのビーム紐であったり、アトミックバーナーであったり、ゲッタービームであったりした。
凄くぶっちゃけてしまうと、筆者にとっては、元々物理的なオプションは大歓迎(ウルトラコンバーターとかウルトラランスとか)なのだが、光線技関係は、Photoshopで自分で画像加工で作ってしまうもので、エフェクトパーツは、飾る時の気分には有効だが、再現特撮、オモ写を作る際には、百害あって一利なしの無用の長物だと思っている。だがしかし一方で、このエフェクトパーツの恩恵で、素敵なオモ写を作れてる人も多数いるのは事実なので、この際、ここからの連載では、あえてエフェクトパーツの種類やクオリティには言及しないで文章を続けたいと思う。