自民党、元安倍政権の会派と統一教会の癒着は、安倍氏周辺にとどまらず、自民党全体及び日本会議の存在とリンクして、国全体をカルト化させる状況にあると言えるのではないでしょうか?
ただ一つだけ言えることは、今回の山上容疑者のやったことは、三島由紀夫の自決並みの大きさと影響力があります。
過去も自民党はいくつもスキャンダルや疑惑の波を潜り抜けてきましたが、それらはしっかり事前に対立政党やマスコミなどからのリークがあり、それを踏まえて不可避の事態に対して、ある程度フラグ分岐の余裕を作っていざ国民が知った後を乗り切るような「劇場」(コント)だったわけですが、今回の山上容疑者の行為は、なんの事前の予告もなく、自民党が察知することなく、いきなり安倍殺害から統一教会との関係まで白日の下に晒されたので、ひょっとしたら今後政局は大きなうねりを迎えるかもしれません。
いままででしたらマスコミへの圧力も事前に根回しできましたが、今回は完全に後手後手に回っていますし、これが参院選でギリギリ過半数という結果であったのであれば、自民党内部は派閥を超えて結束しますが、今回は事件のせいで「お悔やみ票」が増えたからか、過半数を大きく超えて水ぶくれが起きてしまいました。こうなると、他党や国民対策そっちのけで、党内派閥闘争に明け暮れるのが自民党の実態です。今党内ではきっと、清和政策研究会(旧安倍派)及び統一協会関係者の洗い出しと干す準備に追われてるのでしょう。結局永田町や自民党は、そうして変わることなく今後も存続していきます。しかし、私たちはそうした現実を、須賀原洋行先生( @tebasakitoriri )の言動のように「これまでの関係は不問に付して」ことはできません。因果は巡ってきます。問題は、どのような因果がいつ襲ってくるかということではないでしょうか。
そのことを、各社マスコミはどうとらえているでしょうか。
旧統一教会関連イベントで自民・工藤彰三衆院議員が祝辞「反社会的勢力でもないので…」
3年前に愛知県内で開かれた世界平和統一家庭連合=旧統一教会の関連イベントに、自民党の工藤彰三衆院議員が出席し祝辞を述べていたことが分かりました。 このイベントは2019年10月に常滑市の愛知県国際展示場で開かれ、韓鶴子総裁も来日しました。
イベントには衆議院愛知4区選出の自民党の工藤彰三議員が出席し、祝辞を述べていました。
「本日は韓鶴子総裁をお迎えして、日韓米それぞれの国から国会議員をはじめ、多くのゲストがここに集まりました。まさにここに現れた連携の姿こそが、今後の東アジアの平和の礎になっていく」(工藤彰三 衆院議員 イベントでの祝辞)
工藤議員は、祝辞を述べた経緯と旧統一教会との関係についてメ〜テレの取材に対し、「先輩議員が祝辞を述べる予定だったが都合がつかなくなくなり自分が行った。選挙でのつながりは電話作戦だけ。反社会的勢力でもないので別段悪いなとも思っていない」と説明しました。