『ガンダム』ブームが、とうとう社会から可視化できる“現象”となったのである。
それは、今回この連載で、ガンダムブーム歴史記述を中断してまで、前回までで3回を費やして記した「ガンプラ」のユーザーたちも多く混ざっていた。
しかし、「腐女子」と「テーマ性を熱く受け止めた頭でっかち」と「ガンプラユーザー」は、決してガンダムクラスタの中で喧嘩することなく、互いを受け入れあい、互いを尊重しあう気風が自然に出来上がっていった。
“それ”が『ガンダム』なのだよと、当時のファンは誰もが思ったというのが自然な解釈だろう。

アムロ「ええい! ここでビーム・ライフルを使ったらグフと斗う時……」
リュウ「アムロ! 聞こえるか! 俺がこいつをおさえている! ホワイト・ベースに向かってくれ!」
アムロ「リ、リュウさん! す、すいません。リュウさん……迎えにきてくれたんだ」

次回「『シン・機動戦士ガンダム論!』第17回『アニメ新世紀宣言・2』」
君は生き延びることができるか!?

(フィギュア再現画像特殊効果協力 K2アートラクション)

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