前回は「岡本麻弥アクトレスインタビュー・3『岡本麻弥と「ガンダムZZ」と女優という道と』」

今や女性声優の大御所にして常にトップを走る表現者、岡本麻弥さんへのインタビュー第4回。今回は『岡本麻弥と「ガンダムZZ」とアニメ声優を超えてと』です。

――一人舞台の「岡本麻弥ひとりスペクタクル『ジョナサン!』」とかをやられてた時などは、TVアニメなどの露出は控えられていた時期があったわけです。それは岡本さんご自身がお考えがあっての事だったのか。それともプロデュースサイドの舵取りであったのか。もしよければお聞かせください。

岡本麻弥ひとりスペクタクル『ジョナサン!』

岡本 私は正直「声優だから」「俳優だから」「小劇場だから」ってカテゴライズされるのが嫌だったんです。なので「“声優”が舞台をやってる」と言われるのが嫌なんで「もっと「声優としての岡本麻弥」を知らない人たちがきてくれなきゃいけない」とずっと思ってたんです。なので私はあえて、長く(何年も)続きそうなアニメの仕事のオーディションを避けてました。「声優の岡本麻弥さん」って紹介されたくないと思って、「『〇〇(国民的アニメのタイトル)』の〇〇(キャラ名)を演じてる」って言われるのも嫌だったし、テレビドラマなんかでも「声優さんが演じてる」と言われるのが嫌だったんです。舞台やっても「小劇場か」とか、「劇団四季とは違う」とか言われるのが嫌で、そういうのを超えて表現者として、どこまでやれるかという旅をしてきたと思うんですよね。まぁでも国民的アニメのタイトルロールをやるっていう方向に闘志が向いていれば、もっと得をしていたと思うんですけれども(笑) これはしょうがない、自分が選んで歩いてきたわけだから。

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