前回は「三留まゆみ×市川大賀 第十一夜「三留まゆみと自民党政権と」」

大賀 選挙にしたって、よく言われることだけど、選挙の結果は自民党の大勝だったとして、投票率から逆算した時に、そもそも全国民の何割の信任を得て、自民党が国会で好き放題やっているのかといえば、それは実は本当に少ないワケですよ。

三留 なんでみんな選挙に行かないんだろうね? 三留家はさァ! 選挙が大好きでさァ! 私が子どものころから、我が家ではお婆ちゃんが7時ぐらいに起きてさぁ(笑) 7時なんかに投票所が開いてるわけないのに、開く時間を待って投票してきましたみたいな(笑) もう、一家あげての大イベントだったんで、もう選挙行かないなんて、信じられないんだけどねぇ。

大賀 逆に、僕の昔の彼女が「選挙行かない人」で、彼女曰く「だって(票を)入れる党がない」なんですよね。

三留 でもそれは、「入れる党がない」じゃなくて、「自分で考えなさい」なんだよね。「入れる党が無いから行かない」というわけではない、ということをね。

戦後衆議院選挙の投票率の推移

大賀 まぁ自民党に投票しないだけマシなんだけど(笑) でも選挙には「反対票」という概念もあるんだよってことぐらいは、踏まえるべきなんだがなぁ。

三留 でもね。これ(選挙投票)は、学校教育とかできちんと教えるべきだと思う。家庭でもそう。とにかく「これ」は義務なの。選挙で投票することが、権利でありつつも義務でもあることを、どれだけの人が知っているかを、考えていかなければいけない。

大賀 だから「考える」というワンクッションさえあれば、仮に自分に支持政党がなくても、むしろ「自分はどの党が嫌いか」で考えてもいいから、それならそれで、その「嫌いな党」が、一番嫌がる政党に票を入れればいいだけなんだよね。

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