岡本 日々陳情に行く中で、特に与党の議員さんから「声を上げる人たちの数と大きさ、強さ」が重要だと言われてしまいます。ですので今、ライターや漫画家、アニメーターや演劇人の、それぞれの皆さんがそれぞれの団体を立ち上げ、声を上げて下さって、私たちも横の連携を強めているところです。

――それだったら、それこそ政府与党で一人、「漫画やアニメのために」で当選した漫画家の先生がいるんですから、こんな時こそ動いていただければと、素で思うのですが。

岡本 赤松健先生は、インボイスシステムに伴う、「氏名を含む個人情報を不特定多数が自由にダウンロードできる」問題に関して、対応していただいたようですが……。その後本当にその部分が安全になったのかどうか、きちんと検証してその旨をアナウンスして頂きたいです。

――しかもそれって、言ってしまえばインボイスの問題の本質ではないですよね。

岡本 そうですね。インボイス制度は他にも大きな問題が幾つもありますから。

岡本麻弥さんのインボイス反対運動は、市川大賀の所属する日本SF作家クラブなども巻き込んで、大きな動きになりつつある。

次回、岡本麻弥アクトレスインタビュー・最終回『岡本麻弥と政治へ届ける声と「私たちは味方なんだ」と』 君は、刻の涙を見る……。

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