『Zガンダム』と『ガンダムZZ』は、作風が変わったとはいえ展開的には地続きであるので、こうした両シリーズを敵メカもまたいで運用されている図というのはファンには嬉しい画である。
ここからは、ガザCメインギミックである変形のプロセスを追っていこう。まずは両手首を取り外すところから始まる。先ほどのオプション一覧にあった蓋パーツは、よく見ると分かるが手首の甲のアーマーであり、アニメ設定での変形だと、手首が前腕の中に引っ込んで、その甲アーマーが蓋となって閉まるのだが、HGUCではさすがにそこまでの再現が無理だったため、ここでは蓋パーツとの差し替えになっている。
手首を外したジョイント基部に、その蓋パーツを装着した状態。
旧キットのガザD同様、両胸ブロックを90度上に上げる。この時ABSフレームからプラの外装が外れやすいので注意。また、仕方のない手順として、この段階でナックルバスターを一度ジョイントから外し、パイプだけでぶら下げておく準備がいる。この辺りのデリケートさが、旧キットで変形再現キットが発売されなかった原因なのかもしれない。
機体を右側面から見た図。基部から外したナックルバスターを、モビル・アーマー機首のサイドにマウントする。この、ナックルバスターの移動もHGUCでは再現できなかった差し替え部分の一つ。
肘部の上腕ロールを利用して、腕部のメインバインダーを90度曲げて機首と並べる。この時点でバインダーの形は似ていても、モビル・アーマー時のバインダーの向きは、ガザDと前後逆になる。
モビル・アーマー時のクローの向きがモビル・スーツ時と逆なので、先に両脚とも180度脚の向きを変えておく。