下半身の可動は、この時期の平均並み。

開脚性能

旧キットでは変形のギミックを取り入れて180度まで展開した開脚も、実際の腰アーマーが矛盾した位置になることを考えると、今回の開脚がもっともらしい自然さではある。

膝部、前後開脚の範囲

なので、片膝立ちに拘るモデラーからは不満があるかもしれないが、ギャプランの運用と兵法と劇中の活躍を見る限りでは、充分な可動範囲が与えられているキットではないかと筆者は思う。
その上で、ありがちなライフルなどを持たない割には、オプションが豊富なのもこのキットの特徴である。

オプションその1 専用スタンド

この頃はまだアクションベースが単独発売されていなかったため、ギャプランやアッシマーには専用のスタンドが付属する。特にギャプランのスタンドは、その後のアクションベースのひな型になっただけではなく、モビル・スーツ形態、モビル・アーマー形態のどちらでも飾ることが出来るのでポイントが高い。
基本、大地に立って地上戦をするタイプのモビル・スーツではないので、スタンド付属はイメージに沿っている。

オプションその2 ビーム・サーベル

いわゆる武装オプションはこのビーム・サーベルだけ。ただし、この頃はまだクリアパーツが使われておらず、ボディと(正確には「柄と」)同じ紺成型。しかし2本付いてくるので、この写真では片手だけで振るっているが、両手にそれぞれ持たせれば、二刀流も再現できる。

オプションその3 ロケットブースター

旧キットにはなかった、今回のHGUC版でのギャプランの売りの一つが、このロケットブースターの追加である。それゆえにHGUCではジ・O以来の2000円越え商品になってしまった。
ロケットブースターは一応、モビル・アーマー時にもモビル・スーツ時にも装着できるが、シルエット的には飛行形態時に装着する方が、違和感は少ないし説得力もある。

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