サイドビュー
リアビュー

今回は、次回紹介するバルジオンの、マスプロ初立体化ということもあって、プレミアムバンダイ限定で発売されたシルバ。2022年発売予定の『海賊戦隊ゴーカイジャー』(2011年)ゴーカイシルバーの一体5500円とは、オプションの物量が違うのであながち比較できないが、それでもオプションが、手首数種類と、肘のニードルとバイバスターしかない前提で考えれば、既に一体2000円は、プレバンが展開するSUPER SHODOシリーズの価格設定の、基本計算ラインなのであろう。

オプション一覧


付属するオプション。手首が5種×両手で10個。肘のニードルが長短2本ずつ両腕4本。バイバスターはホルスター収納形態と、手で握れる単体とホルスター単体の2個。SUPER SHODOシリーズでは初期戦隊の単独を除いては最小の類に入るのではないか。
さて、そこでシルバの可動範囲をチェックしていこう。

腕の可動範囲


右腕の曲げ具合は、元の着ぐるみを考慮しても適度な曲げ角度である。肩の上がり具合は、プロテクターの関係上限界があるが、このチェックでは、あくまで肘関節を、体側面に対し沿った状態で上げていったためにこのような角度で肘を逃がす必要があっただけで、実際のポージングではあまり問題にはならない。

横から見たバイバスター構え

こうして撮ると普通に正面に向けてバイバスターを構えているように見えるが、実際は、かなりプロテクターから逃がした形で腕を前方に向けて撮影している。

開脚性能

ホルスターを逃がして撮影したが、開脚性能としては平均的。実際の人間が着ぐるみを着ている前提からすれば、これ以上の開脚能力は必要はないだろう。

立膝性能

こちらも、スーツアクターが着ぐるみを着ている前提であれば充分な可動範囲。シルバは脚部もプロテクター(撮影用材質はラテックスだが)があるので、この程度の立膝能力があれば充分ではないか。

SUPER SHODOシルバのポージング


確かにハカイダーのシルエットを残しつつ、銀色のパネルに黒のラインが精悍なメカニカルさを強調している名デザインである。

林一夫氏の「バイオ粒子反応アリ! 破壊! 破壊!」が今にも聞こえてきそうなリアリズムで10㎝というクオリティは意外とハイエンドである。

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