さて、どうでしょう。これが「20年前の子ども向け玩具」なんですよ?
あとは「このメカとあのメカって似てない?『サイボーグ009』平成版ドルフィン号VS『マイティジャック』」で紹介したドルフィン号。

原作の名台詞に「後は勇気だけだ!」があったが、平成アニメ版は、純粋にこれら(だけ、とは言わないが)で商品ビジネスをして、一年間の放映期間を支え切ったのだ(しかも、今回紹介した00ナンバーボックスが発売されたのは、番組が終りかけた2002年の3月)。

もっとも、このフィギュアが、紺野氏の天才ぶりにインスパイアされて、単なるアニメグッズを越えて、原作漫画の商品としても見立てられるクオリティを放っていたため、ここで9人並んだ姿を見ても、必ずしもKEIKOの声で「約束のあの場所で」が聞こえてくる人ばかりではなくなっているだろう。

原作とアニメのメディアミックスは、009というコンテンツでは世代ごとに繰り返されてきたので、この並びを眺めつつも「赤いマフラーなびかせて」が聞こえてくる人もいれば「吹きすさぶ風がよく似合う」が聞こえてくる人もいるだろう。

なので、今回の「お遊び」としては、この「平成版としては」完璧な再現性と高いクオリティを保った00ナンバーのフィギュアに、様々な趣向を凝らしたやり方で、より「あの時代にしかいなかった00ナンバーサイボーグの9人」を、再現していこうじゃないかという企画。
全回に渡ってこの遊びを短期集中連載したいと思うので、どうかよろしくお付き合いのほどを!

次回「『サイボーグ009』2002年製フィギュアで歴代アニメ版メンバーを再現する!・3「東映動画 映画版」」

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