002 ジェット・リンク

身長130mm。
001と共にボックス1にアソートされている。ノーマル素体2種類のうち、130㎜で大きい方が使用されている。
表情は、独特の髪形を、全方位型で矛盾がないように造形されており、どの時代の、どの002としても見立ては可能である。

素体は004や009と共通だが、ビジュアルトリックというか、ジェットの独特のスパルタンな頭部のシルエットの恩恵で、体全体が先鋭化された印象を与える。

作品世界全体の中で、加速装置の設定が最後まで不安定だったことが印象に残っている。

003 フランソワーズ・アルヌール

身長120mm。
00ナンバーの紅一点。漫画・アニメ系美少女フィギュアは、90年代の『美少女戦士セーラームーン』辺りで一気に三次元化の劣化が削がれて、アニメイメージのまま立体が手に入るようになった。

この003は、さすがにサイズの問題から、表情や顔の描き方で多少の無理は出てしまっているが、時代を考えればこのレベルは当時のハイエンドともいえるだろう。
このフィギュアの真骨頂は、素立ちで並ぶよりも、様々なポージングが可能なところにあり、003は女性サイボーグなので、それほど前線で戦場を突破する役割ではないが、初期の男勝りのキャラ具合も再現可能な可動範囲であり、それでいながら、たおやかな表情をみせる指先手首の出来も含めて、ちょっとした佇まいの変化をポージングさせるだけでも、充分に魅力が発揮できるポテンシャルは有している商品であることは間違いない。

素体がこのフィギュアオンリーの女性型なのもバリューが高い。

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