商品仕様的には、発売分の『00ナンバーボックス』とは全く変更されていない。変更されたのはユニフォームとマフラーの成型色だけである。
原作の緑ユニフォーム時代は、割合的にはマフラーは黄色のカラー原稿が多かった気がするが、DVD付属のアイテムのバリュー上、マフラーの色も元の商品とは変えた方が良いと判断されたのか、「緑のユニフォームと赤いマフラー」というレアな組み合わせが採用された。
絵柄的には、009的にも石森章太郎氏的にも、この色の『サイボーグ009』はかなり初期に当たるので、造形が後期70年代版をモデルにした紺野氏のデザインを立体化した商品にはそぐわなかったかもしれないが、この商品自体がオマケのバリュー扱いなので、無粋な事は言わないでおこうというのがファンの嗜みである。
さて、ここまできて、5種類のジョーが揃い、5種類それぞれの時代、逸話、テーマがそろい踏みして、『サイボーグ009』という作品の魅力が凝縮された短期連載になった。