「キャップ、手をこまねいて見てなくちゃいけないんですか?」
「イデが良いアイデアが浮かんだと言って、新兵器を作ってるらしいんだが」
「イデさん、もう出来た?」
「待った待った、そんなに早くできるはずがないでしょう。あれだけの毒ガスを中和する薬なんていうのは」
「毒ガスを中和するなんて間に合わないよ。怪獣をやっつける方法を考えなきゃ」
「それが分かれば苦労はない」
「どんな怪獣だって、泣き所があるでしょ?そこをただの一撃でやっつけるんだよ」
「うぅん……泣き所を……ただの一発でねえ……」
「そうだよ。あの怪獣の背中を狙うんだ」
「ハヤタ、ビートルでナパーム弾を直接ヤツの頭にぶつけられないか」
「やってみます」
「ハヤタ!」