今年の7月8日。参院選クライマックスの最後の追い上げの最中に、元総理大臣の安倍晋三氏が、奈良市内の近畿日本鉄道大和西大寺駅付近にて、一民間人の銃撃の凶弾に倒れ、逝去しました。

事件当日。速報を伝えるNHK


その後、選挙戦は「安倍元総理の弔い合戦」機運と「お悔やみ票」が集まったことによって、自公政権が安定多数を確保する結果に落ち着きましたが、あれだけ日本の政界の頂点に坐した「首領」の死で、その原因が犯罪なのにも拘わらず、選挙後は、一気にカルト教団とその罪深さと、政権自民党の癒着を伝える、数々のスキャンダルが浮かび上がってまいりました。
自民党は9月に安倍氏を国葬にするという強行採決を決行しましたが、マスコミ各社と自民党は、水面下で報道規制とスキャンダルを暴く対立と攻防がいやがうえにも盛り上がってきてしまっているのが現実であります。


統一教会の政界汚染、支援対象は「安倍さんの一存だった」 恩恵を受けた子飼い議員の名

「週刊新潮」7月28日号では、岸信介元総理が当時の米レーガン大統領に宛てた「統一教会の開祖・文鮮民の釈放を求める親書」について報じた。安倍家と教団のこうした関係性は、安倍晋三元総理の代になっても続いていた。選挙時の統一教会の支援対象は、安倍氏の一存で決まっていたというのだ。

「選挙で誰が統一教会の支援を受けるかは、安倍さんの一存で決まるといわれていました」

と明かすのは、自民党のベテラン秘書。

「教会の組織票は約8万票といわれています。ただ、衆院選では1選挙区当たりの統一教会の票数はそれほどでもないので、参院の全国比例でその組織力が発揮されます。どの候補を応援するかは、安倍さんの意向がかなり反映される。落選しそうな意中の候補がいれば、安倍さんから“彼を頼む”といった具合です」

実際、過去に統一教会系の団体から推薦を受けた元議員はこう語る。

「推薦を受けるにあたって団体のトップと面談をします。そこでは、不倫スキャンダルや金銭トラブルがないことが条件で、さらに安倍元総理が応援している候補であれば、ほぼ確実に支援してもらうことができます。選挙の直前になると、統一教会系の施設で泊まりがけの研修を行います。自分の場合は妻同伴で2泊3日でした」

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