そしてそこから派生して、その作品のキャラクターだけスピンオフして作品を作ってしまおうと練ったのが『オリジナルガンダム』だったりするからほとんどビョーキ(笑)
このオリジナルガンダム、一応当時はちょっとお休みしていた、むしろ今は当代きっての人気漫画家になった知人漫画家がメカデザインを担当して、『カミサマ未満』のご縁で知り合った絵師志望の娘さんがキャラクターデザインをしてと、トリオで企画書だけでもと練ったのだけれど(メインが美少女のガンダムって基本設定は、水星のナンチャラを8年先取りしていたとは言い切れる)、うん、どんだけ打ち合わせを繰り返しても、こっちが考え付いた斬新さが、どうにもこうにも何も伝わらねぇぞ(笑)
むしろ、大賀さんに絵心さえあれば、人に頼らず自分で描けば、どれだけ素敵な企画書に化けたのかもしれず。
しかし協力してくださった二人が無能であったとかそういう話ではなく、どこまで言っても諸悪の根源は僕のディレクション能力の無さにたどり着く。
結局そこではなはだ不本意な自業自得で出来上がった企画書を業界内にばらまくも、そんな無謀な代物が実を結ぼうわけもなく、挙句にゃどこの馬の骨ともわからない大賀アンチの手にまで渡り、けちょんけちょんに貶されるのだが、まぁ貶してるそいつもまたなにも表現者としてできていない「いつものパターン」の輩なので、まぁ無視してみても、結局あだ花で終わった企画で、僕はこれを実現して、ある意味供養にしたかった気持ちの部分もあるのだけれども、そこでは現実という壁に阻まれて立ちすくむしかなかった。
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