前回は「『サイボーグ009』2002年製フィギュアで歴代アニメ版メンバーを再現する!・3「東映動画 映画版(前)」」
東映動画映画版
『サイボーグ009』(1966年)『サイボーグ009 怪獣戦争』(1967年)木村圭市郎
まず、カラーリングの大前提として「009と003は劇中の独自設定に合わせたレシピで塗装」その上で、他の00ナンバー基本ユニフォームは「全身はMSパープルで、胸ボタンはクールホワイト」を統一カラーとして採用した。
肝心のリペイントであるが。
そもそもユーザーが塗装する前提等配慮していない商品なので、素材がABSとPVCで構成されている。PVCはまだしも、ABSは通常の模型用塗料だと、どの種類の塗料を選んでもパーツが割れる可能性があるというのは、模型好事家の間では基礎教養になっている。
いろいろ検索していて見つけたネット記事で「ABSには、新型水性塗料のアクリジョンが有効」と書かれてあったので、塗装量も今回は多いといいうのもあって、とりあえずアクリジョンとやらの、白や紫を購入してみたが「乾かない」「すぐ剥がれる」オマケに「パーツが破損する」最悪の結果を招いた。
なので、ここは今までABS対策でやってきた「ABSパーツにガイアマルチプライマーを塗布し、その上からMrカラーで塗装」を選択。
可動でタイトな箇所にABSパーツは集中しているので、塗膜の剥がれは常に起きるが、破損はないので、辛抱強く剥がれた箇所に塗り足して撮影を続けた。