キットは、こっそり手塚治虫漫画的な、手足の末端肥大プロポーションを忠実に立体化している。一見優雅に見えるパラス・アテネだが、このプロポーションのモビル・スーツは歴代ガンダムシリーズでもあまり類を見ず、この時期はやった「異形さ」の逆を行く、正統派なカッコよさに溢れている。
『Zガンダム』クライマックスでは、シロッコのジ・Oとともにティターンズさいごの防衛線として戦陣を貼るが、小説版『機動戦士Zガンダム』ではパラス・アテネは、サラ・ザビアロフの乗る機体として書かれていた。
紹介写真では撮影し忘れたが、ビーム・サーベルも勿論付属。サーベルの色は、アニメ本編ではシーンによって、グリーンだったりイエローだったりする。
色分けは概ねパーツ単位で分けられていて優秀だが、脚部や腰アーマーのイエローライン等はシール補完である。