ブログ当時、開設以来のハードスケジュールとなったこの前後編。
本編後編の特撮は、東宝大プールに神戸港セットを再現しての、スペクタクル溢れる豪華なバトルが演出された。
我が再現特撮でも、なんとかそれを再現すべくアイディアを考察。
今までの水物特撮(『宇宙から来た暴れん坊』他)では、青セロファンで海面を表現していたが、今回のキングジョーとセブンのバトルは、激しく水に漬かるシーンが多いため、発想の転換をして、本当に水を使ってセットを構築してみた。
まず冒頭は、前編の続きから再開。
冒頭一連の防衛センターシーンは前編と同時に撮影していたため、キングジョーのアンテナがUFO形態のままになっている。
前編同様、土煙と移動ブレぼかしを効果で挿入。
円盤形態の飛行カットは操演で撮影してある。
ホーク1号発進カットはバンクから。
神戸港のセットは、発泡スチロール箱をカットしたものをベースに、スチレンボードで港の形状を作り、神戸ポートタワーの他は、倉庫やビル、クレーンなど有り物で表現。遠景の六甲山はスチロールで作成した。
肝心の海の表現は、スチロール箱に青セロファンを敷き詰めて、その中に水を流し込んで、クールバスクリンでクリアブルーの色をつけた。
港に停泊している船舶は、1/400レベル社製のグラスゴータンカーと、1/700ウォーターラインシリーズの春日丸と氷川丸。
撮影スケジュールまでに時間が全く無かったので、どの船舶プラモデルも、細部まで作りこんではいない。
後編のキングジョーは、アンテナはちゃんと本物とおり(汗)
そのキングジョーの怪光線やホーク1号の攻撃、爆炎や爆発は、全てフォトショップでの描画で表現している。
セブン登場からの一連の流れは、移動ブレぼかしや爆炎などいつもと一緒。
ライトンR30爆弾発射のカットは、変身シーンにも使用したハイパーウルトラマンシリーズのダンを、三人分撮影して、1/35MMシリーズのジープに合成した。
ちなみにバズーカは、いつものように紙工作で作っている。
キングジョー爆発後に現れるペダン星人の円盤は、超合金魂キングジョーに付属していた物を操演で撮影。
ワイドショットのバンクは初登場となる。
パワフルなキングジョーと、柔らかなきくちセブンとのバトルが、上手く再現できていれば幸いである。
キングジョー
前編でのインターミッションでは、はおおまかに超合金魂の流れを解説したので、今回はちょっとレビュー形式で超合金魂版キングジョーをお伝えしようと思う。