ウルトラセブン 飛行ポーズ

HGガシャポン版のセブン飛行ポーズ

この頃のウルトラではまだ、飛行シーンではミニチュアを操演して演出をしていた。
「空を飛ぶミニチュアのウルトラセブン飛び人形」は、60年代の『ウルトラセブン』再現では、あえてチープなプラモデル版(第三期ウルトラブーム時にバンダイから販売されていたウルトラ警備隊メカのプラモのオマケだが、原型はウルトラメカ共々70年代の代物)をそれらしく使ったが、操演用の飛び人形の造形も進歩した平成セブンでの飛び人形の再現には、こちらのアイテムを採用した。

HGウルトラマンPart39 ~津波怪獣の恐怖 東京大ピンチ!編~ 2004年5月 200円

HGガシャポンでの飛び人形は初代ウルトラマンもラインナップされていて、他に選択肢がないので『ウルトラマン』再現ではそれを使ったが、このシリーズの飛びポーズフィギュアは、その造形力の高さから「飛び人形のフィギュア化」というよりは「実際のスーツのまま飛ぶポーズをとらせた造形」でのコンセプトになっており、なのでセブンもかなり着ぐるみやマスクに近い仕上がりになっている。
当時のHGガシャポンの凄さは伝え続けてきたが、この39弾では『帰ってきたウルトラマン』(1971年)のシーゴラス夫婦編をメインとして、帰ってきたウルトラマン、シーゴラス、シーモンス、飛行ウルトラセブン、ベル星人、ウルトラマンアグルと、時代のバランスも良く6種がチョイスされている。今回も、平成レベルの造形の飛び人形という雰囲気を、充分に醸し出してくれるアイテムになった。

エレキング

エレキングは、『ウルトラセブン』『湖のひみつ』同様、旧バンダイウルトラ怪獣シリーズの2000年造形版を撮影に使用した。
この作品を再現するとあらかじめ決めていたなら、尻尾のギミック含め、他のアイテムと足並み揃えて『湖のひみつ』再現との時代の差を強調するために、ULTRA-ACT版を使いたかったが、あいにく数少ないULTRA-ACT怪獣アイテムの中でも、エレキングは最もプレ値が付くシロモノになっており、4万とかの相場に手が出せなかった。

この商品についての細かい解説は、インターミッショ『湖のひみつ』に譲るが、今最新アイテムと並べても、遜色ない出来の良さには感服させられる。

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

おすすめの記事