三留まゆみ
1961年東京都新宿区出身。職業・映画評論家、イラストレーター、漫画家。
同じく映画評論家兼イラストレーターの和田誠の影響を受け、今のテレビ雑誌や映画ムックなどで散見される「一つの映像作品を、一枚のイラストに、登場人物や見どころなどを、イラストや文字でまとめて表現し、エンターテイメントに仕上げる」形の批評、表現のパイオニアとして、80年代以降の映画・サブカル雑誌などで絶大な人気を誇る。
1974年にブライアン・デ・パルマ監督が撮った映画『ファントム・オブ・パラダイス』( 監督: Brian De Palma 原題: Phantom of the Paradise)に心酔した熱狂的なファンとしても有名で、趣味の写真撮影はプロ級のテクニックを誇り、また女優としても『ねらわれた学園』(1981年)などの大林宣彦監督映画などに出演しているマルチクリエーター。愛猫家。
著書に『三留まゆみの映画缶』(キネマ旬報社 1992年)『ブライアン・デ・パルマ World is yours』(監修 洋泉社 2006年)などがある。
その上で、三留嬢は僕にとって唯一無比の「スクリーンの中の“初恋の人”」であり、また今現在の僕の(数少ない)友人(笑)
今では彼女は、僕を「ウルフマン」と呼んでくれて、大変仲良くさせて頂いている。
今回の短期集中連載では、そんな三留嬢をお招きして、互いの青春時代の、映画やサブカルチャーの思い出話や、現代社会に対する思いなどを、クロストークで語っていただくことになった。
「あの時代」を知らない皆さんにも「そんな時代があったのだ」と、改めて受け止めていただきたい。