前回は「魁!オモ写塾・6 「ウルトラセブンアクションフィギュアの歴史・6」「究極のハイエンド S.H.Figuartsウルトラセブン」」
さて、前回の終わりからの続きで、まだ今回までは「ウルトラセブンのアクションフィギュアの歴史」を語らせてくださいませ。
きっとそれらは、この先の連載で語る「オモ写ライフ」にとってムダ知識にはならないと思うから(多少、気弱(笑))
まぁそんなこんなで、それまでサイズも方式も多少散らばっていた人間形キャラクターのフィギュアを、S.H.Figuartsレーベルへと集約させたバンダイは、その集約と相反するように、バンダイキャンディトイ事業部を中心に、10㎝サイズで極限まで仕込まれたポージングが可能なアクションフィギュアを、食玩等で爆発的に展開発売し始めていた。
今回筆者も、これらのシリーズに、必要に迫られて手を出し始めてから(連載の先で理由は書き記す)、改めてサイトやネットや資料を調べてみたところ、とにもかくにも、『〇動』と銘打たれた、ミニサイズアクションフィギュア商品シリーズの数が多すぎる。元々は2013年に始まった『掌動SHODO』が、様々なシリーズ作品を展開し始めて、やがて対象年齢や必須オプションの方向性の違い、完全完成形なのか、半完成品なのかを含めて、次々に、主に作品シリーズごとにブランドが分散。さらに、枝分かれしたシリーズが、それぞれ別個に進化していくという流れがあったのである。
とりあえず、一言で言えば「全長10㎝だがフルアクション、手首パーツやエフェクトパーツもオプションで付属していて、単独としてもコレクションアイテムとしても優秀」という、まさに廉価版極小サイズS.H.Figuartsのブランドの、群雄割拠の時代を迎えるにあたった。
そこでまず、ざっくりと、バンダイが展開してきた『〇動』シリーズの、展開とブランドの差別化ポイントを、以下で表にしてみた。
掌動SHODO 2013年『ドラゴンボール』開始。2015年『仮面ライダー』開始。2016年『ウルトラマン』開始。作品シリーズごとにブランドが分岐したので終了。
勇動 戦隊シリーズ専門のブランド。2017年『宇宙戦隊キュウレンジャー』から開始。
超動 2018年開始。ウルトラマンシリーズ上位互換。
装動 2016年『仮面ライダーエグゼイド』から開始。『仮面ライダー』にアーマーやエフェクトオプションを付けるシリーズ。
SHODO SUPER 2020年開始。プレバン限定の戦隊シリーズのブランド『太陽戦隊サンバルカン』から開始。
超動αウルトラマン 2022年開始。股関節にパーツを追加。エフェクトが単体に付属。
そして、我らがウルトラセブンは、当然初代ウルトラマンと共に、掌動SHODOシリーズ初弾で発売された。
掌動SHODOウルトラマンVS 2016年10月 500円 10㎝
約10cmの可動リアルフィギュア「掌動」シリーズに、放送開始50年を迎える国民的ヒーロー、ウルトラマンシリーズが遂に登場。
シリーズ第1弾は、『ウルトラマン』に登場した「ウルトラマン」「ゼットン」、『ウルトラセブン』に登場した「ウルトラセブン」「キングジョー」の4種をラインナップ。全身15ヵ所の可動で自由にポーズをとらせ、劇中の名シーンを再現できます。
●彩色済みフィギュア1セット(全4種)
1.ウルトラマン
2.ゼットン
3.ウルトラセブン
4.キングジョー
●ガム1個
バンダイ公式サイトによる商品説明より