「そうか、キャップ! 真珠爆弾っていうのはどうでしょう? 奴は女の人と同じように、真珠の光に魅せられているんです。だから……」
「うむ、なるほど。真珠の光を持った大型爆弾か!」
「真珠爆弾用意!」
「真珠爆弾用意良し!」
「投下!」
「よし! あと1分だ!」
「奴は体内の爆発に耐えた分だけ、口も喉も胃袋も丈夫になり、鋼鉄も噛み砕けるようになったんだ……!」
「ハヤタさん!」
「フジ君! 至急連絡を取ってくれ。本部にある小型ジェット噴射機を送れと! 僕のことは良いんだ、早く行くんだ!」
「なるほど、ハヤタの奴これを撃ち込んで、ガマクジラを空の彼方へ追いやれというわけか。よし! 小型ジェット弾発射!」
「しめた! やつはとうとう、宇宙へ飛んでいったぞ!」
「あ……ウルトラマン……!」
「怪獣ガマクジラは死んだ。真珠は前にも増して豊富に取れるようになった。そして、科学特捜隊の給料でも、真珠は充分にに買えるようになったのである」