ガンプラ! あの熱きガンダムブーム。あの時代を生きた男子であれば、誰もが胸高鳴り、玩具屋や文房具屋を探し求め走ったガンプラを、メカ単位での紹介をする大好評連載。
とか言いながら、ガンプラ以外も紹介してきたのは、MiddleEdge時代から変わらず、最近では「もはや富野作品でも、アニメメカですらない」グッズまで紹介し始めた迷走コーナー!

前回は「『ガンプラり歩き旅』バイオマン編・1 SHODO SUPER 超電子バイオマン」

今回は6回の連載で、東映戦隊シリーズ初期の名作『超電子バイオマン』(1984年)の、最新玩具や当時品玩具を紹介してまいります!

今回紹介するのは、バイオマン達に宿命の戦士の運命を告げて、変身能力を与え、バイオロボと共に戦いを見守り指揮するバイオ星出身のAIロボットでもあるピーボのキャラの、当時品のミニフィギュアを紹介していきます。

ピーボ フィギュア

当時販売されていた、10cmほどのピーボフィギュア


実はこの、和製C3-POのようなピーボも、いくつかの商品枠に同梱される形で、商品化されていた。

劇中に登場する着ぐるみのピーボ

ピーボの声を担当した太田淑子さんは、1965年『ジャングル大帝』でレオ、1967年『リボンの騎士』でサファイアの声で子ども達に印象深い演技をしたほか、『ひみつのアッコちゃん』(1969年)『新オバケのQ太郎』(1971年)を始めとして、主にタツノコプロで多くの少年主人公の声を担当された。
『超電子バイオマン』は、特撮の仕事してはほぼ終盤になったが、「少年性を秘めた、ロボットの声」という難しい役どころを見事に表現してみせた。

劇中より。選ばれた5人に運命を告げるピーボ

このピーボのフィギュアまで出ていたのが、当時のバンダイの商品展開の意欲の表れである。
様々な資料が、「『超電子バイオマン』は意欲作である」ことを証明しているが、それは東映にとってに限らず、商品化を手掛けるバンダイについても、同じことがいえていたのであろう。
実はこのピーボフィギュア、複数のセット販売が確認されているが、単独で売られた形跡がないため、正式な商品名画未だ以て不明なのである。

まずは「当時のバンダイの商品展開の手広さ」を、今も伝説で伝え残っている商品を紹介しよう。

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