006 張々湖
身長95mm。
独特な表情で、特殊な体型(他人のことは言えないので、この言い回しで表現しておく(笑))の006は、こちらも独立素体でボックス1にアソートされた。
体型面で、背が低く太っている特徴を忠実に再現した結果、手足はどうしても他のメンバーよりも短く小さくならざるを得ず、結果001を除く大人メンバーで唯一、肘と膝が二重関節ではない(ブーツの独立回転ギミックは遺されている)。
しかし、太った体と一軸可動の手足にも拘わらず、意外と可動範囲は確保できていたりする。
ポージングの方向性にもよるが、ひょっとこ口の独特な表情といい、00メンバー勢ぞろいの図では、重要な句読点を担うバイプレイヤーという立ち位置が、フィギュアでも再現されている。
007 グレート・ブリテン
身長120mm。
往年の東映動画版では子どもキャラに変更されていたが、1979年のサンライズ版(もしくは1977年の『氷河戦士ガイスラッガー』)から原作準拠のキャラ描写になった007は、120㎜サイズで、フランソワーズやハインリッヒと同じボックス3でアソートされている。
個人的には、00ナンバーサイボーグの中で、一番喜怒哀楽の表現が多彩で、コメディリリーフでもあるブリテンが、まぁ真面目に勢ぞろいしたシーンを想定してなのだろうが、他の戦闘系キャラと同じ「睨みを利かせたへのじ口」というのは寂しいなぁとは思う。
統一フォーマットなのかもしれないが、せめて007にだけは、もうちょっとポーズの幅を広げられる、表情のついた手首があと2、3種類あれば嬉しかったかなと言わざるを得ない。いや、単体でみても充分出来がよいフィギュアであり、サンライズ版でも石森画を忠実には再現できなかった「スキンヘッドゆえの無記号な個性」を、このサイズでしっかり再現しているのは、それだけで充分凄いのではある。