一応可動箇所は、それなりのアクションフィギアレベルで設けてあるが、クリアランス、パーツ分割の問題でほとんど可動せず、結果、可動はオマケくらいの要素でしかない。
まず腕に関してはこれくらい。
先に説明しておくと、実はこの画像の左腕の可動範囲は、筆者がカスタムしておいてこの程度なのだ。
肩も前にも後ろにもほとんど振れない。肘も曲がるのは40度くらいか。
しかも、肘に関しては次の画像をご覧頂きたい。
肘の関節部分にデザインされている円筒パーツが、この商品では上腕側につけられている。
にも関わらず、肘の可動軸とロール軸は前腕に設定されているため、腕がどうにもこうにも上に掲げられず、キングジョーといえば誰もがまず最初に思い浮かべるはずの、腕を曲げて掲げて「ワッシワッシ」というポーズが、この商品では出来ないという欠点を持っているのだ。
超絶的肩可動で、全方位ミサイル攻撃ポーズを再現した超合金魂イデオンや、肩アーマーをわざと分割して、劇中の様々なポージングを可能にした、超合金魂ザンボット3と同じブランド商品とは思えないレベルである。
次に、脚部可動。
脚部も、収納できるほどにクリアランスをとっているにも関わらず、膝は50度前後までしか可動しない。
股関節には、画像でわかるように、呆れるほどに隙間があるのに、前後に20度くらいしか曲げられない。
しかも、股関節を可動させると軸の角度の関係で、足が内股状態で前に出るという設計なので、本ブログの演出でも、歩くポーズをとらせることは出来なかった。