「ウルトラマンに会ったなんて、嘘に決まってるじゃないか!」

「夢を失わない子には、本当に夢のようなことが訪れるのかもしれない……」

「ハロー ハロー」
「すげぇ! ロボットだ! 本物だ」
「君がゴミ捨て場から拾ってきたかわいそうなロボットだよ。でも、今はいろいろなことができる。なかなかのロボットなんだ。さぁムサシくん。クレバーゴンをよろしく」

「クレバーゴンか。なんか僕たちもSRCのメンバーになったみたいだな」

「ケイカイセヨ! ケイカイセヨ!」
「142kMHz! ウルトラマンだ! そうだろ! ゴン!」
「ケイカイ! ケイカイ! イキサキヘンコウ!」
「待ってよ! ゴン!」

「低音の方だけですね。今回は」
「今のところ高音の方は発信されていないようだ」
「ピッチが遅い。会話ではなさそうですね」
「発信地はニュータウンの遺跡公園辺りです」
「異常信号です。地震にしては範囲が異常に狭い。同じ遺跡公園辺りです」
「よし。出撃しよう。サカグチ君、トロイの準備だ」
「はい」


「ウルトラマン コスモスだ!」

「遺跡公園には巨大動物が住んでいたという伝説があります。薬の神様の使い『呑龍』というのですが……」
「まさか、それが動き出したなんてことはないだろうな」

「うわぁああ!」
「あぁウルトラマンじゃない!」
「なんだよアレ! ムサシ!」
「違う! ウルトラマンはこんなんじゃないよ!」

「ようし、分離!」
「分離します!」

「ちょっと圧倒されますね」
「おっきい……」
「武者震いするな、なんだか」
「よし行くぞぉ。SRC作戦ACT.1 開始!」
「SRC、デビュー戦です!」

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