滅びゆく命が、燃え尽きる瞬間に見た夢

金城哲夫
満田かずほ
的場 徹

「それは嵐を告げる稲妻に乗って地球に侵入した。網の目のような地球防衛軍のレーダーも、それを捕らえることは出来なかった」

「どうもね……嫌な予感がするんだよ。ダン、今日はどういう日だか知っているか?」

「さぁ?」

「13日の金曜日……。何か一大事が起きそうな気がするんだよ」

「一大事って?」

「つまり……一大事さ!」

「はっはっはっは!」

「ダン! ダン……! おい! ダン! ダァアアッン!」

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