ウルトラマンコスモス Flying Ver with ムサシ

本作品を象徴する、そしてまたムサシ少年の夢であった「空を飛ぶ」という表現・要素。
これを描かなければ画竜点睛を欠くのだとは、構想当初から思っていた。
これまでの筆者の再現特撮において、「空を飛ぶウルトラマン」は、一部を除いて、バンダイの再販プラモデル『ウルトラホーク1号』に付随していた、ミニモデルの飛行ウルトラセブンを、型取り複製したものをベースに飛行人形を作り、それで撮影・演出をしてきた経験があった。
しかしそれは、実際の作品内特撮においても、ある種分かりやすいチープな「飛び人形」で、特撮が行われていたからこそのオマージュで成り立っていた技法であり、CGを駆使した平成作品、それも「手に少年を乗せたウルトラマンが空を飛ぶ」が、重要で大切なポイントとして描かれている作品で、同じ手は使えないのだと自戒はしていた。

さて、ではどうするべきであろう。
一番簡単かつ確実で、当初考えていたのは、アクションヒーローα版のコスモスに飛行ポーズをとらせて合成するという手法。
むしろこの無難な手法しか考えられないというレベルで構成を練っていた。
しかし、この作品のアイテムを揃えていく過程において、ちょっとアイディアが浮かんだのだ。
ただでさえ、たった一作品の特撮に関して、多くのフィギュアが集まった。
いや、集まり過ぎた。
それらはもちろん、全てなんらかの形で画面を彩り演出を支えてくれるのではあるが、どうせなら、さらにカスタムを施すことで、違う役割も担ってもらえるのではないか?

具体的なことを言うなら、アクションヒーローα版は、可動フィギュアゆえにどんなポーズも無難にこなすが、逆を言えばどんなポーズでも100点にはならない。
「空を飛ぶポーズ」であっても、それらしくは見えるが、そこには優雅さが足りない。
けれども、行き当たりばったりで集まってしまったソフビのうち、余ったソフビを飛行ポーズに特化してカスタムすれば、あの優雅な美しい飛行ポーズを、それなりにであれば再現できるのではないだろうか?
特にルナモードのピコ版は、右手がすらっと指先まで伸びていて、左手が胸元に引き寄せるような角度で曲がっているので、「左手で少年を乗せながら飛行するポーズ」に近しいものがあるのだと気づいた。
ならば、これを使わない手はない、筆者はそう考えてカスタムを開始した。
右手はそのまま、左手は上手く角度を変更して、手のひらを引き寄せる形にカスタムする。
両足はそろえ、つま先角度を伸ばし、首の角度を変え、パテと瞬間接着剤を使って、なんとか飛行バージョンへとカスタムした。

ムサシを手に、大空を飛翔するコスモスのイメージで作り上げたフィギュアであるが、画像では効果的に見えているだろうか?

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