前回は「『シン・機動戦士ガンダム論!』第19回『ガンダムブームのピークから終焉へ・2』」

つまりロボットが出るということが絶対条件として存在することは、一見、物語の発想を根絶させる力を持っているわけなんです。そして戦闘なりギャグなりが、一話にどれぐらい入っているかが、問題となります。この二つの条件に、さらに物語が一パターンになる物理要因が付加されるわけです。例えば、博士とか隊員とか、合体シーンとか、山ほどある。それらの物的条件をすべて兼ね備えながら、尚且つ新しい世界の構築なんてあるわけがない。…とまで言えるわけで、その条件をすべてとは言わないけれど、半分ぐらいはのみこんで話を創ってゆく事には、極度の忍耐と条件を乗り超えようとする熱意が、要求されるということです。

日本サンライズ『機動戦士ガンダム 記録全集2』『演出ノォト』
アムロ「ワァーッ!」
ミライ「熱が下がらないわね」

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