「あくる日、子どもたちは遠足の日でもないのに、めずらしく早起きだった」
「わーい! やったぁ! ばんざぁい!」
「怪獣ガヴァドンよ、おれ達はお前にちょっぴりがっかりしている。お前はなぜ寝てばかりいるのか。怪獣といえば俺達はもうちょっとかっこいいものだと信じている。子どもは夜、家を出てはいけないとパパもママも言う。それをこうして無理して助け合ってるんだから、もう少しお前もがんばってほしい。以上!」
「翌日、怪獣ガヴァドンは蘇った」
「やめてくれ! おれたちのガヴァドンだ。日向ぼっこしてるだけだよォ。撃つのはやめろ!」
「タダシ、サスケ、ムシバ、そこをどけ! どくんだ!」
「危ない! ハヤタ!」
「ウルトラマンだ!」