前回は「三留まゆみ×市川大賀 第十二夜「三留まゆみとディスカッションと」」
大賀 今、教育の現場と文科省の問題として「小学校の道徳の教科書に『愛国心を育てる』を入れよう」って提起が、是か非かで大問題になってるんですけど、あの問題に関しては、実は僕は楽観視してるんですよ。なぜかというと僕自身の実体験から来ていて。僕の小学校は東京の港区立で、僕が入学した70年代序盤は、当時の文部省が管理教育主義を徹底的に推し進めていた時代背景というのもあったんで、毎朝、毎週じゃなくて毎朝ですよ。毎朝、朝礼があって、そこで国旗掲揚と国歌斉唱を義務付けられていたんですけど、僕はなんの自覚も思想もなく、その小学校で6年間を過ごしたのだけれども、それから40年経って、こんな立派なクソサヨクが出来上がりましたという(笑) 小学校教育なんて、その程度のもんじゃないかなと楽観的にとらえてる節はあるんだよね。
三留 あはははは。